クライアントの声(中島洋一郎 様<仮名>)

媒酌人はあるものの、主賓挨拶は初めて「はて、どうしたものか」

■ 中島様について教えてください。

私は、中島洋一郎と申します。海産物を漁師の人から仕入れ、加工販売する会社を経営しております。

以前、知り合いの結婚披露宴で媒酌人をしたことはありますが、今回、初めて主賓挨拶を行いました。後でもお話ししますが、長年仕事でお付き合いしている新郎とご家族ですが、プライベートなことはほとんど知らないこともあり、「どんなことを書いたらいいんだろう」と思いあぐねていました。スピーチ原稿の代筆サービスを利用したのは初めてですが、頼んでみて良かったと思います。

「一流の漁師」として信頼、しかし「一杯やったこともない」新郎

■ 申し込みをするまでの経緯について伺います。まず、新郎側からスピーチの依頼があったのはいつですか。

5月です。結婚式当日の約3ヶ月程前です。

■ 先ほど、「プライベートなことは知らない」とお話しがありました。新郎に彼女がいらしゃるということもその際に聞かれたのでしょうか。

はいそうです。というよりも、新郎ならびにご一家とは仕事でのやり取りが全てで、お付き合いで食事に行ったり、お酒を飲んだりすることはおろか、いわゆる「雑談」的な話もないというのが正直な所です。

新郎のご一家は、二艘の船を仕立てて、ちりめんじゃこに加工する小魚を捕っておられます。弊社とのお付き合いは、新郎のおじいさまからの代からになりまして、大切なお取引先です。

寡黙な新郎とお父さまですが、いかにも「海の男」という強さと優しさを持った方たちでありまして、私自身、お二人のことを信頼しております。それだけに「黙っていても通じ合う」というような感覚がお互いにあって、今に至るお付き合いにつながっています。

半分「焦り」もある中で、スピーチ代筆を依頼する電話を入れる

■ スピーチのお願いがあってから、どのようなことを考え、準備をしたのでしょうか。

正直なところ、「どういう話を持っていけばいいのかわからない」という気持ちでした。私たちの仕事でいいますと、「材料」である魚があるからこそ、干物を作ることができるのですが、「何でもいいから、美味しいものを作ってください」と頼まれても、悩んでしまうようなものだと思います。

■ 全く内容が浮かばないという状況ですか。

そうです。そうこうしているうちに日数が過ぎていき、気がつけば本番まで一ヶ月近くになっていました。もうとにかく「原稿を書かないとどうしようもない」というところまで追い込まれていました。

■ スピーチライター近藤圭太事務所の存在を知ったのは、いつぐらいでしたか。

電話を掛ける10日ぐらい前です。たまたまインターネットで検索して見つけました。

■ 頼もうと思った決め手は何でしたか。

ホームページの内容をくわしく見てみると、すっきりと分かりやすく説明してあり、安心感を覚えました。さらに今お話ししたように、とにかく形を作らないとどうしようもないという気持ちが強かったからですね。

「聞き上手」だと感じた電話取材

■ 近藤スピーチライターと電話で話してみて、どのように感じましたか。

ある意味、私が思っていた「スピーチを考える人」というイメージ通りの人でした。頭の回転が速くて、話が上手、「ポイント」はしっかり押さえたインタビューをしてくれて、気持ちが楽になったことを覚えています。

「いい距離感」のスピーチ原案「さらにシンプルに直してください」

■ 届いた原稿を読まれた印象を教えてください。

構成のメリハリがはっきりしていて、シンプルで話しやすい文章だと感じました。原稿の所々で微妙にニュアンスを変えた選択肢があり、自分の考えに一番近いものを選ぶ形になっていました。代筆してもらった文章であっても、自分の意志で判断できる形ですので、納得感がありました。 原案の文章の中で新郎についての思いを述べる部分に、ややオーバーな印象を受けたところがありました。近藤さんにそのことを伝えたところ、よりシンプルにする形でまとめてくれ、いい感じの文章になりました。長くもなく、短くもない原稿で、新郎との日頃の人間関係に照らしても自然な内容に仕上がったと思います。

暗記はできないので「紙を見て話そう」息子さんに清書してもらう

■ 原稿が完成してから、本番を迎えるまでのエピソードをお願いします。

完全に暗記して話すのは難しいと思いましたので、冒頭以外は紙を読んでスピーチをすることにしました。息子に原稿を清書してもらい、仕事の合間を縫って練習しましたが、今から考えるともっと練習しても良かったなと思います。

冷やかされた本番前、本番後は「良かった」「いい文章やったね」

■ スピーチ当日のお話しを聞かせてください。

人数は200人ぐらいの結婚披露宴で、式次第では私が一番最初に話すことになっていました。例えば先に乾杯の挨拶があったり、「しばし歓談」の後に話す形であれば、ある程度和やかな雰囲気になっていたでしょうが、最初の話だけに余計緊張したと思います。 おまけに私の仕事仲間たちが、いろんなことをいって冷やかすんですね。ただ、原稿の内容には自信を持っていましたので、前回、媒酌人の挨拶をしたときに比べれば緊張してはいましたが、いい形で本番に臨むことができたと感じています。

■ スピーチを結ばれて、席についてからの話を聞かせてください。

スピーチの前は、私を冷やかしていた仲間たちが、「うん、良かった」といってくれたことは嬉しかったです。「なかなかいい文章やった」という声もありました。

何ともいえない緊張感を味わった本番「やっぱり練習は大事」

■ 先ほど、「もう少し練習すれば良かった」と伺いました。そのお話しにも関連しますが、今回のスピーチの完成度を100満点で評価すれば、何点になりますか。「話し方」「文章」それぞれの点数をお願いします。

「話し方」は75点、「文章」は94点だと思います。 「話し方」については、まだ自分自身、練習の余地があるのかなと思います。私の直後に話をされた新婦側の主賓ですが、肩の力が抜けてリラックスした話をしていました。職場の上司とのことでしたが、「ああ、こんな話し方もあるんだな」と感じました。まったく緊張しないというのも、逆に失敗する原因になるかも知れませんが、私も場数を踏むことでより「周りを見て」話せるようになりたいと考えています。 「文章」ですが、近藤さんはよく電話でやり取りしただけで、文章が浮かぶなど思いました。状況を聞いて、その人の立場に立った文章を書くというのは、普通の人ではなかなかできないと思います。自分としては、こういう文章を考えてくれる人がいることを心強く感じています。今回は、あまり情報がない中で原稿を作ってもらいましたので、点数は少し抑えておきますが、次に機会があればよりいい原稿をお願いしたいと思います。

スピーチに臨まれる人へのメッセージ

■ この記事を読んでいる読者に対して、メッセージをお願いします。

お話ししたように、スピーチを成功させるためには、「いい原稿」だけではなく、「いい話し方」が必要になります。忙しい中で貴重な練習時間を確保しなければならないことを考えると、できるだけ早い時期に原稿を作った方が得です。

■ 本日は貴重なお話しをいただき、ありがとうございました。



※本インタビュー記事は、クライアント様の特別な許可を得て取材、構成したものです。
※紹介させていただいた、スビーチ本文における、個人的な事柄はー部割愛させていただき、クライアント様ならびに新郎新婦のお名前は仮名にしております。
※本サービスは、個人情報保護法を順守し、クライアント様の許可を得ていないスビーチ文章の引用や、エビソードなどの紹介はー切致しません。

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